『遠い空の向こうに』 | days, movie
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p120708.JPG従弟の結婚式でした。インディーズバンドをやってるとは聞いていましたが、その関係の人々が多数参列していて、ちょっとしたコンサート状態でとても華やかでした。インディーズバンドといってもロックとかパンクとかではなく正統派の現代音楽で、楽器もヴァイオリンやトランペットからアコーディオンやピアニカまでいる、なかなかユニークな集団で賑やかに盛り上げてくれました。他に会場も世紀末パリ風の建築で良かったし、料理も美味しく、素晴らしい式でした。

これでいとこを含む同世代の親戚で結婚していないのはあと二人。うちの三男と母方の従弟のみになりました。このご時世になかなかの割合。どっちも見込みがないわけではないので、どちらが先に片付くかも気になるところ。

帰宅後、疲れたので何もする気が起きず、録画してあった『遠い空の向こうに』を鑑賞。噂に違わぬ出来でした。ジョー・ジョンストン監督らしく、ちょっと優等生すぎる仕上がりなんですが、元になったドラマがそもそも感動的なのでその力に圧されて映画も面白くなった印象です。地面に潜る炭鉱と空へ昇るロケットの対比がひたすら感動的。しかも友情・親子・師弟など様々なドラマがあるのにどれも本筋と直接つながっているのに、全てが映画内できちんと存在感を持っていて、ある程度は作ってるんだろうと疑ってしまったほど(実際は、ほぼ実話だが余計な事はあえて語っていない、といったところ)。これは万人におすすめできるヒューマンドラマですね。

フェムトセル | days, movie
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地下室で携帯電話が繋がりにくかったので、ソフトバンクに連絡してフェムトセルを設置しました。調査に来てもらったのが17日で、到着には3週間ほどかかるという話だったのに、今日届いたので実質10日程度で済んだ計算です。

設定も特に必要なく、機器を接続したらすぐにつながりました。この付近はもともと電波が弱い地域らしく、地上での通話もたまに途切れることがあったので、これで地下はもちろん地上でも電波の心配がなくなりました。

夜は娘が珍しく早く寝たので、録画してあった映画『インセプション』を鑑賞。ノーラン作品は基本的にロジックをこねくりまわすだけで内容が薄いので苦手なんですが、今回はロジックをこねくり回すことがそのまま映画の見せ場になっていたので楽しめました。セリフが多いだけで話は非常にシンプルなのも良い。あとは俳優が全体的にしっかりしていてうまく感情移入できたり、夢の世界という自由な世界のお陰で映像もいろいろ楽しめて、ノーラン監督の作家性に合った内容だったのが良かったんじゃないかと。ただあのオチをはじめ30年前の映画かと思うほどのセンスの無さと、プロットは面白いのに細部になると急に紋切り型になる脚本には絶望しましたが。監督が観客に伝えたいことが物語的な感動ではなく、映像的な感動だからじゃないかこうなるのかなあ。それなりに面白かったですが、次回作に期待できるかというと微妙。

『ダーク・シャドウ』 | movie, -
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『ダーク・シャドウ』観てきました。なんか久々に『ビートルジュース』的なノリのバートン映画で、正直バートン作品の真面目なホラーに辟易していた身としては大歓迎でした。面白そうなドラマなのに話の中心に恋愛を据えてしまったせいでちょっと後半だれたり、色々もったいないところが多かったけどキャラクターは良かった。特に主役バーナバスのコテコテな感じは『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』で期待しつつ裏切られたものがやっと叶えられた気持ちになりました。

コリンズ家の再興というわかりやすいテーマがあるんだからそっちをもっとクローズアップして欲しかったのと、あとはヴィッキーの屋敷での生活にもっと時間を取ってくれたら不満はゼロだったと思います。毎回のことですが美術や衣装は最高。あとやっぱりダニーの音楽はホラーによく合います。もっと使って欲しかったぐらい。そして今回は撮影がジュネ組のブリュノ・デルボネルだったため映像もより深みがあって、全体としてとてもリッチな味わいの映画だったと思います。

それにしても久々の映画館でした。今年はこれで5本目。引越し前に観たのは『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『ドラゴン・タトゥーの女』『メランコリア』『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』と大作ばかりですがどれも良作でした。今年は豊作ですね。引越しのドタバタで全然観られていなかったので、今後はもっと観に行きたいです。

次はやっぱり『ダークナイト・ライジング』かなあ。前二作がまったく受け付けなかったので、正直否定するためだけに観に行くようなものですが、ボーン三部作では三作目だけがそこそこ楽しめたりもしたので100%諦めているわけではないです。ただ予告編にあった橋を爆破するシーン、そして毎回現代的なテロリズムがテーマになっているということで、どうしてもパト2を連想してハードルが上がってしまいます。押井守の都市論に勝てるほど哲学のある監督ではないからなあ。あと映画の評価とは別ですが、邦題を『ダークナイト・ライゼズ』にしなかったところもかなり印象悪いです。うーん。

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』 | movie, days
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昨日に引き続き、録画してあった『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』を鑑賞。ノリは良かったんですが、どうも展開にメリハリがないうえキャラクターへの感情移入もしにくい作りで入り込めず。主人公チームの対比となるべき敵役の設定が大人しいのも残念。アクションシーンはとにかく追い立てるようなリズムで、ドラマ部分もひたすらカメラが動きまくるので途中で興味を失ってしまいました。年寄りにはきつい映画です。

ハウスメーカーの営業さんが、領収書など書類を持って挨拶に来てくれました。この方がたいへん有能な方で、契約した大きな理由の一つだったりします。
住宅というのはとても大きな買い物だけど、どのメーカーもそれなりに良いものを作っているわけで、最終的には人間が決め手になります。他に検討したメーカーのうち、最後まで悩んだところはモノはいいんだけど営業さんの態度がどうも通り一遍で馴染めず。言葉が上手くてかえって騙されてる感が拭えませんでした。一方フローレンスガーデンはこの営業さんに限らず、教育という意味では稚拙だけど正直でひたむきな方が多いという印象で良かった。難しいですね。

『ナイト&デイ』 | movie, -
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録画してあった『ナイト&デイ』を夫婦で鑑賞。素晴らしいおバカ映画でした。トム・クルーズ主演のアクション映画にキャメロン・ディアスがヒロインで出たらこうなりました、というセルフパロディ的な内容で、そのコテコテぶりに大笑いできます。何よりイーサン・ハントの活躍が少し過剰になるだけでここまで笑えるという発想に脱帽。軽い気持ちで見られる脳天気映画ですが、しかし根底にあるパロディ精神は本物でした。これで当初はアダム・サンドラーが主演の予定だったというから企画というのは不思議なものです。

引っ越したので、リビングで映画を鑑賞しても子供の寝ている部屋まではそんなに音が漏れず安心して映画が観られるようになりました。この日のためにHDDレコーダも購入して、観たい映画をガンガン録り貯めているところです。しかし本命は地下に用意したシアタールーム。まだ機材がないのですが、今年中にはそれもそろえて本格映画ライフとしけこみたいところ。

Micmacs à tire-larigot 本予告 | movie, -
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Micmacs à tire-larigot の本予告編が公開されていました。といってもまだ日本語字幕のないものですが、以前のものよりさらにストーリーを感じさせるものになっています。ジュネ監督らしいブラックな笑いがそこかしこにあって、本編がますます楽しみになってきました。
ちなみに、英語タイトルは "Micmacs" に決定した模様。日本語タイトルもこれにならうことになるんでしょうか。

ギリアム最新作 | movie, -
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テリー・ギリアムの最新作 "The Imaginarium of Doctor Parnassus" の予告編が公開されました。過去のギリアム作品の中でも、特に「バロン」で見られたようなイマジネーションの洪水のような映像ばかりで、こういう映画を待ってました!という気分。ギリアムはCGが台頭する前から特殊効果の上手い監督で、「ブラザーズ・グリム」でのCG演出もなかなか迫力があったので、今回のような本格的なCG映画でどこまでの完成度を見せてくれるのか楽しみです。
主演の故ヒース・レジャーは、あわや遺作となるところだった「ダークナイト」で役に恵まれなかった印象なので、その点でも期待です。アメリカ公開は今年の10月16日予定。日本公開はいつでしょうか……。

Micmacs à tire-larigot 続報2 | movie, -
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ジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作 "Micmacs à tire-larigot" について、1分強の予告編も公開されていました。前回紹介した動画にない場面もちらほら見かけられて、ティーザーでは分かりにくかったストーリー的なものや、人物関係なども感じられる内容になっています。

そして、公式サイトも発見。というか以前からムービーの最後にアドレスが掲載されていたのに気付いていませんでした。なかなか楽しげなサイトですが、フランス語が分からないので何がなにやら…。

Micmacs à tire-larigot 続報 | movie, -
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先日お届けしたジュネ監督最新作 "Micmacs à tire-larigot" のティーザー予告編は主役のダニー・ブーンをクローズアップしたものでしたが、更に他の登場人物たちの分も公開されていました。YouTubeにそれらをまとめたものがあったので、改めてご紹介します。

「デリカテッセン」や「アメリ」のころのような、遊び心満載の仕掛けに溢れていてとても期待させる映像ですね。ジュネ監督のこういう映像が大好きなので、否応にも期待が高まります。何度も見返してしまうと本編が楽しめないので一度見て忘れることにしますが、公開がますます楽しみになってきました。

ついに公開 | movie, -
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ジャン=ピエール・ジュネ監督最新作 "Micmacs à tire-larigot" のポスターとティーザー予告編が公開されました。
Micmacs à tire-larigot : teaser et master class
「デリカテッセン」と「アメリ」を足したような雰囲気のある映像で、コミカルなカメラワークも健在。ジュネ監督らしいブラック・コメディを期待したいところです。本国フランスでは10月28日公開予定。日本公開はカンヌ終了後の来年春かなあ、とか。

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