ノーカントリー | movie, -
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映画「ノーカントリー」を鑑賞。いやー、良い映画でした。ここ数年では一番の見応え。コーエン兄弟の映画は、相変わらず質が落ちないのでとても安心してみられます。このところ落ち着いたコメディ中心の作品が多かったので、コーエンも丸くなったなとか思ってたんですが、今回は直球バイオレンスで。しかしその背後には様々な人生への思索が感じられて、観た後にじわじわと考えさせられる内容でした。
俳優では、主演の三人の存在感がそれぞれ圧巻。特にトミー・リー・ジョーンズの演技は、彼にしかできない内容でため息が漏れます。ハビエル・バルデムのワンテンポ外した演技もさすがでした。あとケリー・マクドナルドってこういう演技も出来るんですね。最後まで彼女と気付かず無念。

コーエン兄弟作品の中では「ファーゴ」に一番近い内容なので、そっち方面が好きな方は是非。そういえば、一般人と犯罪者と警官という構図も一緒ですね。もう一度同作を見直したくなりました。

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