5/26
 『パニック・ルーム』を観てきました。いつものフィンチャー監督らしくないシンプルな映画で、でもおかげで監督の確実な演出力が浮き彫りにされたような、そんな印象です。スキーで例えるなら、オリンピック級のスキーヤーが緩斜面を滑ってるような感じ。どんでん返しもないハリウッドの定番を外さない作りですが、ここまでできる監督は他にいないんじゃないかと思いました。
 ただ、予告編だけ見ていくと『アザーズ』と同じジャンルを期待しそうですね。あとはフィンチャー作品として期待しても肩すかしを食いそう。僕は、いろいろな映画評から「今回は期待しない方が良い」と感じていたので大満足でしたが。ただこれがフィンチャー作品の中では一番に売れているというのはちょっと不満……。


5/25
 どうも満月前後の夜は寝付けないです。原因は良くわからないのですが、曇っていても晴れていても、とにかく寝付きが悪いのです。低気圧が近づくと頭痛がすることもありますし、そういう体質なんだろうと諦めていますが。


5/22
 『マトリックス・リローデッド』の予告編がアップロードされていたので早速チェック。けっこう普通の出来で、でも片鱗は覗けるような。前回の予告編はネタを披露しすぎた感もあったので、これで良いといえば良いのですが。本編はまた凄いことになっているのでしょう。
 個人的には『マトリックス』より『バウンド』の方が落ち着いていて好きなのですが……(また言ってる)
 予告編をガンガン見ていると本編を見たときにうんざりするので、注意しないといけませんね。とりあえず『パニック・ルーム』でその現象が起きそうなので、早いところ本編を観ておきたいです。

 しかし……昨日の日記は聞こえが悪いですね。M@co氏の親戚とかに小さい子が多くて、よく面倒を見たりするのです。体が大きいから小さい子の良い遊び道具になるみたいで。


5/21
 少子化が進んでいるそうですが、僕も今の日本では子供は作りたくないクチです。お金や時間の問題でもなく、自信がないというわけでもなく、単に今の学校に通わせたくないだけで。
 たまたま小学生前後の知人が多いので実状がよく分かるのですが、どこの話を聞いても学校に対して悲観的な言葉しか聞こえてきません。まあ先生だけ煙草吸ってたり、徒競走で順位をつけなかったりする(あと日の丸君が代を"強制"する)ような学校が存在するというのが、そもそもおかしいんですが。

 だから予定としてはイタリアの山奥辺りに移住してから子供を作るつもりです。けっこう本気。


5/20
 最近料理に凝ってます。一人暮らしを始めた当初から自炊はしていたんですが、近頃では夕食を作るのに最低40分はかけるようになりました。これがまたいい感じで、ストレス解消にもなっています。こうやって毎日にアクセントがあると楽しいですね。
 作っているのは中華かイタリア料理で。パスタはコツをつかむとアレンジ次第でどうとでもなるので、和風や中華風にしたりして遊んでいます。調味料も最近は買い揃えていて、白ごまとか鷹の爪を普通に使うようになりました。楽しい〜。


5/19
 『ハリー・ポッターと賢者の石』のDVDを観ました。やっぱり、原作ファンとしてはクィディッチのシーンで泣いてしまいます。テレビ画面だと多少迫力は落ちますが、それでも良いですね〜。特典映像がまた良くて、魔法薬学の授業ロングバージョンは特に凄いです。これ本編に加えておけば良かったのに……。

 VISTAのCMがさりげなく粒ぞろいです。一見車ごとにバラバラな印象を受けますが、どれも購買層を特定してその層に的確に希求できそうなCFに仕上げていたりして。目的不明なCMが多い中で異彩を放っているように思えました。


5/18
 『アザーズ』を観てきました。良いですね、とてもおすぎが薦めてる映画とは思えないほど、シンプルで良くできた作品でした。特筆すべきは過去の有名作を踏まえた上で、監督ならではのセンスで語っていること。微妙な違いですが、新鮮味はありました。地味なゴシックホラーが好きな人にはお勧めです。
 しかし相変わらず都心部の大劇場はマナーが悪くて困ります。エンドロールが始まった途端に普通の声で話し始めるのは何故なんでしょう。ひとまず外に出てから話そう、とか思わないんでしょうか。

 夜は高校のときのクラス会でした。なかなか集まりが良くて、久々の面々と楽しくお喋りできました。思い出話より近況報告が多かったですが、一番笑えたのは就職先が医療関係か銀行関係かSEばかりだったこと。うわあ。


5/17
 日本の外務省を信じる信じないの問題は置いておいても、拘束されている人が解放されれば全ては明らかになるわけで。その時点で初めて嘘が発覚する、ということ恥ずかしいことがないよう願っています。


5/15
 『ハリー・ポッターと賢者の石』のDVDを買ってきました。日曜日に観ます〜。

 自転車の前輪を交換して、ライトを修理してきました。で、ついでにサドルカバーが破けていたのでカバーを買ったんですが、これが便利。言葉で上手く説明できないんですが、切断面が逆Y字状でになっていて、雨に濡れても中央の布を右から左に移すことで濡れてない面が現れるという仕掛け。折り紙の帆掛け船のようだと思いました。最近は雨が多いので重宝しています。


5/13
 ゲームを規制したら、どうやって衝動を解消すれば良いんでしょうね。昔からハレとケの文化がある日本では、マツリのときなんかに普段の鬱憤を晴らすことで社会秩序を保ってきたわけで。現在では都市部でのマツリは廃れて、個人レベルでのマツリが主流ですが。
 僕にとってのマツリが、まさにレースゲームで。それが規制されたら他のマツリを探せばいいだけなんですが、全てに蓋がされて息抜きの出来ない社会になったら……、と思うと怖かったりします。

 そういえば少年犯罪の件数は減り続けているのに、一つ一つの事件は凶悪化しているという現実もありますね。抑制力が強くなった分、爆発したときに怖いのかも。


5/12
 日付が変わった直後から『ザ・セル』を同じくビデオで観ました。これはなかなか良くまとまってますね。とにかく無茶なストーリーを映像の力で押し切っていて、監督のセンスを感じます。俳優陣もなかなか説得力があって、邪魔なのはジェニファー・ロペスだけというバランスの良さで。
 欲を言えば、上映時間が増えても良いから、もっと幻想シーンに力を入れてほしかったです。これ以上続くとただの悪夢になる気もしますが。

 今日の昼にはデザインフェスタに行くつもりだったんですが、相変わらず諸般の事情で断念。最近こんなのばっかりですね……。まあ、僕が休日にどこかに出かけるというのには(主に精神的な面で)無理があるんですが。


5/11
 夜中、『愛のエチュード』『未来は今』をビデオで一気に観ました。どっちもイマイチというか、もう一つ頑張ってほしかったのに最後のパンチが足りない感じ。でもやりたいことは伝わってくるので、面白いとは思いました。特に前者は主演のエミリー・ワトソンとジョン・タトゥーロの二人とも魅力的で、それだけで観ている間は顔がほころびました。

 で、肝心の『未来は今』ですが、単体では楽しめる映画だと思いますが、コーエン兄弟本来の毒気とか、そういうものが少なかったように思いました。やっぱりシルヴァー・ピクチャーズだからなんでしょうか。いや、相変わらずいろいろな作品へのオマージュを感じることは出来るんですが。なんと言ってもあのポール・ニューマンまで出演して不敵な演技を披露していますから。しかし、うーん……。
 それにしてもブシェーミは出番少なすぎです。凄く格好良かったですけど。この人は、出番が少なければ少ないほど印象的になっている気がします。


5/9
 巷で流行中の「100の質問」で、「映画好きに100への質問」を発見。しかし内容が、ちょっと趣味じゃないというか、なんでこう偏ってしまうかなぁ、と。

 で、探してみたら「100の質問リンク集」もありました。うはあ。


5/8
 この作品にこの監督はどうよシリーズ(今作りました)、ポール・バーホーベン監督で『スパイダーマン』。一気にエロティックSFアクションに早変わり。というか『インビジブル』そのままで。
 もしくは金子修介監督で、やけにリアルに活躍するスパイダーマン。もちろんグリーンゴブリンは米軍にも苦戦する勢いで。

 しかし当のサム・ライミ監督自体がネタみたいなものなので何を言ってもイマイチですが。


5/7
 とうとう全米で公開になった『スパイダーマン』が、オープニング3日間で1億1400万ドルの興行収入を上げたそうです。ついに1億ドルを突破する作品が出ましたねー。試写会に行った友人からも薦められてしまって、これは益々楽しみになってきました。
 しかしまずは18日公開の『パニック・ルーム』です。18日はクラス会があるので見に行けませんが、なるべく早くに見に行かないとー。


5/6
 近所のデパートに行って、いい加減古くなっていた鞄を買い換えました。新しいのは戦時中の郵便配達鞄のようで良いです。あんまり気に入ったので、一日中浮かれていました。A4が楽々入るサイズで、もしかしたらB4でも何とかなる大きさなのに、縦型というおかげであまりかさばりません。しかもポケット数も適度にあって、折り畳み傘専用のポケットまであったりして、意外に使えます。これで7500円は安いなぁ。


5/5
 M@co氏がピーター・セラーズの一人三役に気付かなかったというので、『博士の異常な愛情〜』をもう一度観ました。やっぱり言われないと分からないですね……
 映画自体は2回目でも楽しく見られました。というか、2回目の方が時間は短く感じたような。細かい演技にも注目できましたし、これは大好きな映画になりそうです。

 その後、渋谷に出て『エトワール』を観ようとしたら満席で観られず、諦めて帰ろうとしたら近くでやっていた『KT』が空いていたのでイレギュラーで観てきました。しかし、う〜ん……内容は面白いんですが、映画的には及第点という程度でした。良くできているんですが、やっぱり難しい問題なだけに難しくなりますね(意味不明)


5/4
 早々と『バーバー』を観てきました。佳作という言葉が似合いそうな、しっかり作られた名作です。主演のビリー・ボブ・ソーントンが特に良く演じられていて、この映画がアカデミー無冠というのは相変わらずだなあ、と。

 で、帰りにM@co氏と「ベスト・オブ・スティーヴ・ブシェーミ」を勝手に決めたりしてました(コーエン繋がり)。ベスト1の『ファーゴ』と2位の『ゴーストワールド』はすぐ決まりましたが、それ以下は意見が分かれて、でも3位『ビッグ・リボウスキ』で、以下『レザボア・ドッグス』『コン・エアー』あたりかなあ、と。
 いや、映画的に面白いか、というよりブシェーミ的に面白いか、なのでこれで良いのです。


5/3
 プラド美術館展に行ってきました。最近美術館からは遠ざかっていたのですが、久々に見る油絵はやっぱり良かったです。こういうのを毎週末にふらっと見に行けるような環境がほしいですね……。
 とにかく混んでいるのと、値段が高いのが癪なのです。大量に見たいわけではなく、お気に入りの絵を何枚か見るためだけ足を運べれば良いんですが。それを思うたびに、海外移住を考えてしまいます。